
| Date : | 2026/6/12 11:00 - 12:00 |
| Location : | Online(Zoom) |
| Speaker : | Shiori Sugiura, Research Associate |
| Affiliation : | Institute for Materials Research, Tohoku University |
| Organizer : | The High Magnetic Field Collaboratory |
| Committee Chair : | Shojiro Kimura (Tohoku University) |
| e-mail : | shojiro.kimura.b5@tohoku.ac.jp |
強磁場中で観測される特異な超伝導状態のひとつとしてFFLO超伝導状態がある。クーパー対が重心運動量を持つことが特徴であるFFLO状態の発現には軌道対破壊効果が十分に抑制されていること、および電子系のクリーンさが必要であるとされてきたが、後者については系統的な実験結果がなく、電子散乱とFFLO安定性との関係が未解決問題として残されていた。そこで本研究では、有機超伝導体へX線を照射することにより人為的に散乱体を導入した試料を用いた強磁場中での抵抗測定および超音波測定を行った。実験の結果から、FFLO超伝導状態は電子の平均自由行程と超伝導のコヒーレンス長とが同程度になると不安定化することが明らかになった。本セミナーではこの結果についての詳細と、最近進めているFFLO状態を含む電子系の空間不均一性やゆらぎを検出する手法としての抵抗ノイズ測定の強磁場への展開についても紹介する。
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