
日程 : 2026年4月17日(金) 11:00 - 12:00
場所 : オンライン(Zoom)
講師 : 大貫惇睦
所属 : 新潟大学 理化学研究所
主催 : 強磁場コラボラトリー
世話人 : 鳴海康雄
e-mail : narumi@ahmf.sci.osaka-u.ac.jp
希土類化合物の反強磁性転移が、1次の相転移になることはあまりない。この15年ぐらいEu化合物の研究を続けてきたが、いくつかのEu化合物( Eu^2+: 4f^7, J=S=7/2, L=0 )のネール点T_Nで1次になることを見出した。私達が見つけた磁気スキルミオンを示すEuPtSi( T_N =4K )がそうであり、これはキラル立方晶の幾何学的フラストレーションや秩序パラメータが多数あることに由来する特殊なことと思っていました。ところが結晶反転対称性のあるEuSnP( T_N=21K )もネール点は1次と思われる。振り返ってみると、昔研究したAuCu_3型のいわば単純立方晶のEuSn_3も1次であった。あるいはbccのEu単体も1次と報告されている。六方晶のGdAl3( Gd^3+: 4f^7 )も含めて、その磁性を議論する。