日程 : 2021年5月21日(金) 11:00 - 12:00
場所 : オンライン
講師 : 工藤 一貴
所属 : 大阪大学大学院理学研究科
主催 : 強磁場コラボラトリー
世話人 : 鳴海 康雄(大阪大学)
e-mail : narumi@ahmf.sci.osaka-u.ac.jp
要旨:
ラーベス相化合物AB2は様々な結晶構造を示し、物質開発の魅力的な舞台を与えてくれる。代表的な結晶構造はMgZn2型、MgCu2型、MgNi2型であり、それらを元にして様々なラーベス相構造が派生する。例えば、MgZn2型のBサイトがTM3/4X1/4のように秩序占有されると、TMのブリージングカゴメネットワークとXの三角形ネットワークができる。本セミナーでは、最近私たちが報告した秩序型ラーベス相超伝導体Li2IrSi3、Mg2Ir3Siと、部分秩序型ラーベス相超伝導体Mg2Ir2.3Ge1.7を紹介する。さらに、時間が許せば、これまで報告した関連物質を紹介し、三角形、ハニカム、カゴメネットワークを持つ超伝導体の物質開発について述べたい。
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